皇后杯第37回全国都道府県対抗女子駅伝が
2019年1月13日
京都市内で行われます。
前回大会の成績
チーム
優勝 兵 庫 2時間15分28秒
2位 京 都 2時間16分41秒
3位 長 崎 2時間16分42秒
4位 岡 山 2時間17分00秒
5位 大 阪 2時間17分15秒
6位 神奈川 2時間17分23秒
7位 福 岡 2時間17分40秒
8位 愛 知 2時間17分44秒
個人
1 区( 6km ) 鍋島 莉奈 高 知 日本郵政グループ
2 区( 4km ) 和田 有菜 長 野 長野東高
3 区( 3km ) 不破 聖衣来 群 馬 大類中
4 区( 4km ) 廣中 璃梨佳 長 崎 長崎商高
5 区(4.1075km) 吉村 玲美 神奈川 白鵬女高
森 智香子 長 崎 積水化学
6 区(4.0875km) 後藤 夢 兵 庫 西脇工高
7 区( 4km ) 樽本 知夏 兵 庫 須磨学園高
8 区( 3km ) 石松 愛朱加 兵 庫 浜の宮中
9 区( 10km ) 小原 怜 岡 山 天満屋
優勝候補は、毎年上位にくる
京都・兵庫を軸に
大阪・神奈川・岡山
愛知・長崎・静岡・千葉・東京・福岡あたりが
先頭争い、上位争いを繰り広げそうです。
前回区間賞の先週たちの動向
1 区( 6km ) 鍋島 莉奈 高 知 日本郵政グループ
今回も高知の1区を走ります。区間賞候補です。
2 区( 4km ) 和田 有菜 長 野 長野東高
今回も長野の2区を走ります。名城大の選手です。
3 区( 3km ) 不破 聖衣来 群 馬 大類中
中学生から高校生になって、今回群馬の1区の選手としてエントリーしてきました。
4 区( 4km ) 廣中 璃梨佳 長 崎 長崎商高
高校3年生になって、今回長崎の1区の選手としてエントリーしてきました。3区・4区・4区と3年連続区間賞です。1区で社会人の選手相手でも、好勝負しそうです。
5 区(4.1075km) 吉村 玲美 神奈川 白鵬女高
神奈川の5区にエントリーしてきました。
森 智香子 長 崎 積水化学
欠場しそうな感じです。
6 区(4.0875km) 後藤 夢 兵 庫 西脇工高
兵庫の4区にエントリーしてきました。ND28ACの選手です
7 区( 4km ) 樽本 知夏 兵 庫 須磨学園高
兵庫の2区にエントリーしてきました。
日本郵政グループの選手です
8 区( 3km ) 石松 愛朱加 兵 庫 浜の宮中
中学3年になった今回も8区を走ります。
区間賞候補です。
9 区( 10km ) 小原 怜 岡 山 天満屋
欠場予定です。
その他の個人的な注目選手
9区に岡山に縁のある選手がいるので注目してみたいと思います。
新谷 仁美 30歳 東京代表 NTTC
ロンドン五輪1万メートル日本代表にもなった選手で、岡山の興譲館高校の出身です。
1万メートルでロンドン五輪9位。
13年世界選手権は日本歴代3位の30分56秒70で5位入賞。
今も誰にも破られていない。
1度はピークを迎え、そして燃え尽きた5年前。
その比較に誰よりも向き合い、あらがっている。
そんな30歳の新谷選手は25歳で一度は離れた現役に昨年6月に現役に復帰。
いきなり、オーストラリアで行われた競技会の1万メートルを31分32秒50で制し、
世界選手権(カタール・ドーハ)の参加標準記録(31分50秒00)を突破している。
レベルの高いところでやれるのをみせつけても、
誰でも突破できるくらいの記録と、
高いプロ意識をつけて復帰している。
「一番評価されるのはチームの優勝。区間賞よりもごぼう抜きの方がインパクトがあるので、全部かっさらっていきたいというのはありますね。いつも通り最初から全力で走りたい。それが仕事なので」
と3度区間賞を獲っている
エース区間での活躍を誓っている。
対決はみられそうにないが、
復活の走りをみせてくれるに違いないと
期待しています。
前田 穂南 22歳 大阪代表 天満屋
所属は 天満屋
出身は 兵庫県
出身校は 大阪薫英女学院高校卒
166センチの長身、色白。
先日行われた山陽女子ロードレース大会
「有森裕子杯ハーフマラソン」では
1キロすぎには前田穂南選手が
集団を抜け出して単独走の状態に。
一度もトップを譲らず、1時間9分12秒で初優勝を飾っています。
前田穂南選手の強さが際立ちました。
何より最初から飛び出して、
最後まで単独走に。
小原怜選手(天満屋)・山ノ内みなみ選手 (京セラ)・谷本観月 選手 (天満屋)・エリー・パシュリー選手・福士加代子選手(ワコール)・岩出玲亜選手(アンダーアーマー)らの国内外のトップランナー相手に
強気で先頭を淡々と進む強さに
MGCファイナルでの好結果を期待せずにはいられません。
2018年の大阪女子マラソンでも
途中先にスパートしていく姿勢など、
メンタルにも強さがあって、
今回も果敢に飛び出す姿勢と、そのまま押し切る強さは
全国都道府県対抗女子駅伝でも期待してしまいます。
北海道マラソン2017
1位(2:28:48)
でMGCへの出場権を獲得
自身のタイムも3分半縮め、初優勝とともに、マラソンでの成長をみせ、
大阪国際女子マラソン2018 で
2時間23分48秒 2位 <自己新>
MGCの権利をとっていたため、
レース中盤に積極的に仕掛ける。
結果、松田瑞生選手に逆転を許すも、果敢なレース運びと、
一年前の自身のタイムと、自己ベストも5分縮める
レースごとに成長をみせ、
昨年は海外のベルリンマラソンも経験して成長をみせています。
クイーンズ駅伝でも、エース区間で並み居る他のエースに混ざっても
力がついているところをみせました。
マラソングランドチャンピオンシップファイナルチャレンジに出場が決まっており、
東京オリンピックのマラソンの代表にも近い存在のひとりとも言えます。
マラソン・ハーフでも力をみせているので、
今回の9区アンカー区間での快走も期待したいと思います。
昨年・一昨年とこのアンカー区間の区間賞をとってきた岡山代表の天満屋の先輩にあたる、小原怜選手(天満屋)が大阪マラソンにエントリーしているので、
今回の岡山のエース区間は、
北海道マラソンで3位に入ってマラソンでの力もみせはじめている
谷本観月選手(天満屋・今回1区)でもなく、
クイーンズでも快走した力をつけている先輩の松下菜摘選手(天満屋・今回4区)でもなく、
天満屋入社1年目のルーキー
三宅 紗蘭選手になりました。
今1番勢いのある天満屋のルーキーです。
山陽女子ロードレース
グレース・ブティエ・キマンズィ選手(スターツ)
に次いで2位に入っています。
クイーンズでも外国人選手が多くエントリーされたスピード区間で
日本人だけでみると日本人選手区間2位で走っています。
ルーキーでこれだけ大きなレースなどに立て続けにでてこれるというのは
過去には小原怜選手(全国高校駅伝で1区区間賞などを引っさげて入社)
くらいかもしれません。
前田穂南選手でもルーキーイヤーは出れてなかったように思われます。
すでに、小原怜選手や前田穂南選手といった、
マラソングランドチャンピオンシップファイナルチャレンジの出場権をとっている2人のマラソントップランナーとも、同じメニューをこなしているというのが伝わってきているほどです。
今回最長のエースアンカー区間にエントリーされたので、
どれだけやれるのか、注目したいと思います。
渡邊 菜々美 選手
(神奈川チーム・今回は欠場かもしれませんが)
にもびっくりさせられましたが、
今どの選手も伸びていて、
クイーンズ駅伝でも2位に入った
天満屋の中でも、
全国区の選手になる日も近いんじゃないかと
感じる期待の大型ルーキーです。
三宅紗蘭選手は中学から高校時代も
全国都道府県対抗女子駅伝には出場していますが、
まだ全国的な知名度は高くないかもしれませんが、
いずれマラソンなどでも知られる存在になるかもしれません。
今回注目しています。