4435 カオナビ(2020年6月)SaaSなどテーマ株で人気株。株価は将来性を織り込んだ株価を形成中。キャッシュフローは後退期も積極投資。原価率は向上しレベルが高いが、販売管理費率の悪さが収益性の悪さにも。黒字転換も遅れるか?成長性は高いも収益性は当面厳しい?

 

 4435 カオナビ

 

★ 企業の概要

上場

2019.3

 

特色

顔写真使う企業向け人材マネジメントシステムをクラウドで提供、

リクルートの持分法会社

 

連結事業

クラウド人材マネジメントシステム

 

業種名

情報・通信業

 

解説記事

【浮 上】

人材管理システムの顧客が中堅から大手に広がり社数・単価増。

ただ広告宣伝費重く赤字拡大。

21年3月期も大手への導入広がり、顧客数や単価上昇継続。

テレビCMなど広告宣伝高水準でも黒字化。

 

【大手開拓】

キヤノンマーケティングジャパンと代理店契約締結、

全国の販売網生かし顧客基盤拡大目指す。

20年末に社屋を移転拡張、顧客向けセミナーなど開催積極化。

 

従業員 <19.12>

122名(34.3歳)

 

[年]612万円

 

★関連テーマ

 SaaS 

 人材育成

人材

クラウドコンピューティング

サブスクリプション

データベース

HRテック

働き方改革

 

 

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★ 売上(成長率)・営業利益 (経常利益(増益率))の実績と予想値

 

四季報2020年1集(2020年3月発売号)より参照

 

 

 

【業績】   売上高    営業利益


単17.3*    454      -211

 

単18.3*    952      -244

 

単19.3*    1,690      -73

 

単20.3予   2,600      -300

 

単21.3予   3,800      100

 

 

2020年3月期決算速報

 

      売上高     営業利益     経常利益     当期純利益
      百万円 %    百万円 %     百万円 %     百万円 %

2020年3月期  2,625 55.3   △278 -     △280 -     △357 -
2019年3月期  1,690 77.5   △73 -      △92 -      △96

 

  

まとめ★時価総額・PER(株価収益率)・PBR(株価純資産倍率)・ROE(自己資本利益率)・PSR(株価売上高倍率)について - ねこぷろ

 

 

 

★ 株価チャート(日足)(週足)(月足)  

 

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日足

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週足



 

 

 

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銘柄についての寸評・ひとことなど  

 財務など

ROEやROA(2020年3月期 の実績・今期の予想 四季報など参照)

資本業務提携の意味とメリットを考える。 - ねこぷろ

 

 

ROE(自己資本利益率)

 

実績

△30.5%

 

 

まだ大きくマイナスですね。

 

ROA(総資産利益率)

 

実績

△12.3%

 

まだマイナスですね

 

 

 

無配の成長株にこそ投資の目。amazonなども無配でも成長投資を繰り返す限り、高いキャピタルゲインを実現し株主還元。日本株も税制などみても、無配でも事業規模拡大の増収企業への投資を - ねこぷろ

 

自己資本比率など財務

自己資本比率

40%台

 

これからって感じの水準じゃないかと考えます

 

 

総合的にみると

財務は厳しいですね。

 

 

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キャッシュフロー


2020年3月期の実績より

 

キャッシュフロー分析の重要性。実際のお金の流れを把握する。営業CFと投資CFと財務CFで会社の現状を把握しフリーCFで見通しを判断する。 - ねこぷろ

 

営業活動におけるキャッシュフロー

最新前期  △53百万円   前々期  175百万円

 

最新の本決算における実績では

営業活動によるキャッシュフローマイナス

その前の期はプラス

 

前期にたいして

大きく減らしてしまいましたね

 

 

 

 

投資活動におけるキャッシュフロー

最新前期  △430百万円   前々期  △45百万円

最新の本決算における実績では

投資活動によるキャッシュフローマイナス

その前の期もマイナス

 

かなり積極的に投資していますね

 

フリーキャッシュフローはマイナス

前期はプラス

 

前期はプラスだったが、

前期より大きくマイナスになっているので

次では挽回したいところですね

 

営業CFで大きくマイナスなので

投資にしっかりはまだしも

心配にはなりますね。

次でプラスにもってこれるか

注目したいところですね。

 

 

 

財務活動におけるキャッシュフロー

最新前期  331百万円   前々期  1069百万円

最新の本決算における実績では

財務活動によるキャッシュフロープラス

 

資金を集めたっていう感じじゃないかなと推測できます

 

財務の改善にも

今後期待していきたいところですね。 

 

総合的なキャッシュフローは

キャッシュフローは後退

 

 

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今後の将来性・成長度合い・収益性とその構造など

 

売上や経常利益

増収増益方向の見通し。

 

売上の伸びは 

前期(直近)の本決算で

55.2%

過去3年間の数字をみると

実績で

売上高直近3年成長率 

年換算 

80.7%成長

 

 

収益性

収益性

売上高営業利益率

前期(直近)の本決算で

マイナス10.5%

 

過去3年の

売上高営業利益率が

マイナス13.5%

 

 

内訳をみていくと

前期(直近)の本決算で

 

原価率

24.85%で、

 

なので粗利が

75%程度と

高いですね。

 

販売管理費率

85.72%

になっていますね。

 

 

原価率は良い感じで、

 

売上が伸びれば

今後利益の向上が期待できそうですね。

 

販売管理費率はかなり高い水準となっています

競争力の点でやや不利な状況が続きそうですね。

原価率においては

向上傾向ではあります。

販売管理費率は向上できてないので停滞傾向と言えるでしょう

 

 

個人投資家の株式投資における、高グロース割り負け銘柄・中長期保有・現物投資の優位性について、 - ねこぷろ

 

時価総額と現状の株価位置

 

現状の株価から

時価総額

約449億程度だが、

 

その時価総額は

 

PSRでみると

16.89倍程度

となっています

 

予想PERでは

マイナスなので

 

上場からの年数などから、

現状のPSRをみると

 

かなり割高水準

 

と言えるレベルではないかと考えます。

 

また予想PERなどを

成長率(売上・利益などの合算)で割って

 

PEGレシオで判断してみると

 

現状の株価は

 

割高水準の株価

とも言えるのではないかと考えます。

 

 

株価は会社の将来性を高く織り込んだ数字となっています。

過度の期待は注意も必要だと考えますが、

人気株だと言えます。 

 

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